外貨預金は分散投資にならない?!
資産を構築していく上で、
分散投資が良いと言われています。
金融庁が平成28年に発表した
金融レポートによりますと、
日本人の資産が増えない4つの原因の1つに
「日本人は分散投資をしていない」
ことを挙げています。
確かに、日本人の多くは、資産を日本円、
それも預金で持っていますね。
預金の金利がほぼゼロである今、
これでは資産が増えないことは明らかですよね。
色々考えますと、分散投資については、
通貨の分散、種類の分散、金融機関などの分散、
時間の分散などあらゆる方面から考えて、
自分に合った分散方法を編み出していく必要が出てきます。
時折、受講生から、こんな質問が出ます。
「銀行で外貨預金があるのですが、
通貨が分散されるから
分散投資として成り立ちますよね?」
これについては、「No!」です。
日本の銀行での外貨預金は、
外貨で預金しているとはいえ、
現金を引き出すときは日本円に戻るため、
分散にはならないのです。
ただし、海外の銀行口座を開設して、
それに預けるのでしたら、
分散投資と言えます。
現に私の場合は、海外の銀行に出向いて口座開設し、
海外の不動産の家賃がそこに振り込まれるように
設定しております。
年々、海外の銀行口座を開設することが
難しくなっておりますが、
サポートしてくださる方が運良くいらっしゃいまして、
海外の不動産も海外の銀行口座の開設も順調にできました。
もし、分散投資に興味がおありでしたら、
国内の資産の見直しの他、
海外にも目を向けられてはいかがでしょうか。